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スルガ銀行 行政処分と株価

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 おはようございます。mymykenshinです。

しばらくブログ更新していなくてすみません。他のブログの更新が忙しくておざなりにしてしまいましたが、過去記事を読んでいただいているようなので、状況をレビューしていきます。

 

①会長の株式譲渡方針の報道をうけて空売りからの撤退を決意しました。

9月20日の記事なのですが

www.nikkei.com

このときにスルガ銀行の空売りから撤退しました。理由は金融庁がスルガ銀行をつぶす意図がないことがはっきりわかったからです。

その思考プロセスは以下の私の姉妹サイトに書いています。

www.wininvest777.net

 

では、その後の株価の様子を見てみましょう。

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 上昇中か、売り方にひいき目にみても、ヨコヨコですよね。

ここから先、上がっていくのか、下がっていくのか。

正直よくわかりません。

創業家の株の売却報道の影響は大きいです。タカタは創業家が手を引かなくて経営権にこだわり倒産してしまいました。

多分、そうそうに手を引いていれば倒産は免れたと思います。

 

創業家がいると経営改革が必ず遅れます。隠ぺいも横行します。そして金融庁の堪忍袋がきれて倒産の危機になります。

 

つまり、これで倒産の憂いはなくなったので、買い方にとって、一番怖いものがなくなったのです。

また創業家は市場外で売却先を探すことになりました。売却先が支援銀行となる可能性は極めて大きい。

②売り方の拠り所だった行政処分の発動

行政処分が発動されると、株価はストップ安まで下がる過去の事例がある。いわゆる銀行の信用の棄損です。

そして待ちに待った行政処分観測が10月2日に出ました

www.nikkei.com

しかし待っていたのは株価の大幅高でした。株価は一時期ストップ高水準まで上がりました

日付 始値 高値 安値 終値 出来高 調整後終値*
2018年10月5日 624 628 594 607 30,235,100 607
2018年10月4日 640 660 601 617 70,759,900 617
2018年10月3日 614 678 579 650 144,581,600 650
2018年10月2日 555 597 554 584 29,904,600 584
2018年10月1日 562 564 537 550 15,320,600 550
2018年9月28日 574 579 563 568 16,323,000 568
2018年9月27日 598 607 566 570 26,493,900 570
2018年9月26日 564 599 561 586 38,299,800 586
2018年9月25日 613 614 558 560 54,945,600 560
2018年9月21日 549 620 539 620 81,340,000 620
2018年9月20日 537 540 518 520 12,504,200 520
2018年9月19日 545 555 527 534 20,111,500 534
2018年9月18日 512 544 500 527 28,322,800 527
2018年9月14日 498 507 478 503 25,538,600 503
2018年9月13日 498 509 490 491 16,165,600 491

 

こういうのは株をやっていない人にはわかりにくいことですが、スルガ銀行に行政処分が下るというのは関係者なら誰でも予想できたし、内容も予想通りでした。

つまり株価はすでにそれを反映したものでした。

 

①でも書きましたが、買い方にとって一番怖いのは倒産でした。そして2番目は業務一部停止命令で、倒産の恐怖と比較すると大したことありません。

これが投機的とはいえ買いが殺到した原因です。

 

 

③アベノミクスは経済を混乱させることはしない。

最近の銀行の破綻でいうと日本振興銀行がありました。2010年に破綻しています。当時は自民党の末期と民主党が政権を取る時期でしたね。

経済が混乱し続けた時代でした。

 

そのイメージでいくと、スルガ銀行の倒産はあり得ると想像できます。

しかし、時代はアベノミクスになり行政は大きく変わっています。

国民も経済重視の姿勢になれてしまって、経済の混乱を好みません。

 

それが証拠に、今回のスルガ銀行は「ひどい銀行。けしからんな」という人は多くても、「こんな銀行は政府がつぶすべき」という論調は、ほとんどありません。

被害者の個人投資家にしても「騙される奴が悪いんでしょ」という目で見ているので、ワイドショーでもほとんど取り上げられていません。

 

国民がなんとも思っていないので、政府としては潰さない方向性の救済策を考えるのは極めて自然な流れなのです。

 

④おそらく被害を受けた個人投資家は訴訟で苦戦するでしょう。

スルガ銀行の被害者は「物件ごと銀行に買い取ってもらって借金をチャラにしてほしい」という訴えを出しています。

被害者が救済されるのは、その方法しかないからです。

個人的にはとても同情します。

 

しかし、多分勝てないでしょう。実はそういう人が、何万人といると思います。スルガ銀行の他にもたくさんいます。もし、物件買取命令を出したら、他の何万人という人にも同様の裁判が起こります。

 

法律的にも投資の損失は自己責任とあります。そして投資勧誘においては、私が20年ぐらい投資案件を見る限りでも、ほとんど詐欺という案件が無数にあります。

でも現実、投資詐欺が裁判で認定されるのは、本当にごくわずかで、しかも投資した物がほとんど無価値という状態です。

 

それと比べるとカボチャの馬車が投資詐欺と認定されるギリギリのラインかと思いますし、それだって、第一責任は破綻した会社スマートデイズで、銀行に責任が及ぶなんてありえないと考えられます。

 

日本は訴訟が少ない国で、結局投資家がバカを見たねで。ほんの一部が訴訟して、終わりみたいな結末に確実になると思います。

⑥まとめ

私も、スルガの倒産もあるか?と最初に本気で空売りしていました。しかし行政は正義感よりも経済優先なんだなって、またしても思い知らされた感じです。

東芝のときも、途中から政府が救済ありきなんだなって気が付いて空売りやめました。

 

 

 

 

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