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塚田農場に景品表示法違反 景品表示法とは?前の事例

おはようございます。先ほど消費者庁は22日、居酒屋チェーン「塚田農場」などを運営するエー・ピーカンパニー(東京)に対し、一部商品にブロイラーを使用したのに地鶏と不当に表示したのは景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、再発防止を求める措置命令を出した。とのニュースが入りました。

そもそも景品表示法違反とは何か?この違反行為で経営にどのような影響が起こるのかの推察をしていきたいと思います

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事件の概要

消費者庁によると、同社は2016年9月から17年9月までの間、塚田農場や「じとっこ組合」のメニューに「地鶏一筋」「地鶏は野生の旨味(うまみ)」などと記載し、地鶏の写真を掲載するなどしたが、チキン南蛮やつくねにブロイラーを使用していた。

同庁や同社によると、地鶏は肉質が弾力的で、歯応えやコクがあるが、ブロイラーは淡泊で柔らかい。顧客から「本当に地鶏を使用しているのか」などと指摘があったという。他のメニューは表示通り地鶏を使用していた。

そもそも景品表示法違反とは?

「景品表示法」〔正式名称:不当景品類及び不当表示防止法(昭和37年法律第134号)〕は、消費者の方々が安心して良い商品やサービスを、自主的かつ合理的に選べる環境を守るために作られた法律です。

一般消費者の利益を守るための法律「景品表示法」では、商品やサービスの品質、内容、価格などを偽って表示を行う【不当な表示(優良誤認・有利誤認)の禁止】での厳しい規制や、提供サービスに見合わない【過大な景品類の提供の禁止】での景品類の最高額・総額を制限し、不当な顧客誘引の防止を目的に禁止規制をひいています。

要は、製品の表示について事実と違う表示をして、たくさん売ることを禁止した法律に違反したということです

阪神阪急ホテルの食品偽装

2013年に阪急阪神ホテルズで発覚したメニュー表示の偽装問題。その後、全国の一流ホテルや老舗レストランで、同様の食品偽装が明らかになった。 13年10月7日、阪急阪神ホテルズが、運営する23店舗でメニュー表示と異なる食材を使った料理を提供していたことを消費者庁に届け、同月22日に公表した。同社の内部調査によると、「鮮魚」と表示しながら冷凍品を提供、「芝エビ」と表示しながら安い「バナメイエビ」を提供、牛脂注入肉をビーフステーキとして提供するといった食材の偽装のほか、別産地の豚を「霧島ポーク」「沖縄まーさん豚」と表示するなど、産地の偽装もあった。こうした偽装表示の料理は47品目に及び、06年3月から13年9月まで、延べ約7万9千人に提供されたという。当初、阪急阪神ホテルズの経営陣は、故意の「偽装」ではなく、過失による「誤表示」と主張したが、後日、偽装の事実があったことを認め、謝罪した。 その後、近鉄、小田急やJR四国のグループホテル、更に全国の老舗料亭や一流百貨店のテナントでも同様の表示があったことが判明。不正表示の種類・度合いは様々だが、コスト削減を優先する業界のあしき慣行、構造的問題となっていることが明らかになった。こうした状況を受け、消費者庁は「景品表示法」(消費者を誤認させる不正表示や不当な景品付き販売などの防止を目的)の適用を視野に入れた阪急阪神ホテルズへの立ち入り調査を進めるとともに、業界団体に対しては、適正表示の取り組み強化を要請している。

そして、この事件をきっかけに景品表示法は非常に厳しい法律に改正されていった

産地偽装の例

2001年雪印牛肉偽装事件 2003年下関ふぐ偽装事件 2004年外国産牛肉不当処分事件 2004年魚沼産コシヒカリ偽装表示事件 2004年讃岐うどん偽装表示事件 2005年アサリ不当表示事件 2006年産地品種銘柄米偽造事件 2007年ミートホープ卸し肉偽装事件 2007年琉球ガラス不当表示事件 2007年比内鶏偽装事件 2007年船場吉兆偽装事件 2007年宮崎産ウナギ偽装事件 2008年一色うなぎ認証シール事件 2008年一色フード事件 2008年サンライズフーズ事件 2008年中国産ふぐ偽装事件 2008年フィリピン産海ぶどう偽装事件 2008年飛騨牛偽装事件 2008年事故米不正転売事件 2009年但馬牛産地偽装事件 2008年/2010年鳴門産ワカメ産地偽装事件 2010年島根県産サザエ産地偽装事件 2010年氷見産ブリ産地偽装問題 2009-2010年蜂蜜産地偽装事件 2008-2010年ノニジュース産地偽装事件 2012年兵庫県産米の不適正表示事件 2011-2012年淡路産タマネギ産地偽装事件 2012年兵庫県産米産地偽装事件

今後の塚田農場の経営はどうなる?

塚田農場の運営元はエーピーカンパニーとい会社で上場しています

実は業績が低迷していました

営業利益 2015年3月期 13億円 16年3月期 6億円  17年3月3億円 18年3月3億円

売上の月次報告でも既存店の前年割れが続いています

株価もこんな感じ

 

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理由としては、ブームが過ぎたこと、鳥貴族の台頭などが考えられます

鳥貴族は低価格でおいしい焼き鳥の提供、かたや塚田農場は高級ブランドで

味でアピールの会社

チキン南蛮やつくねにしか使っていなかったとは言え、23日よりニュースで騒がれることは

まちがいなく あたかも全部ブロイラーだった印象を植え付けさせることになりかねない

私は、このダメージは大きいと思います

まとめ

食品偽装の中でも多い、鶏肉の偽装。 今回の塚田農場の偽装は、宮崎地鶏のおいしい

イメージで売っていただけに経営のダメージが大きくなる可能性があります

 

 

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